2008年4月16日水曜日

えんぴつ

ある様でなかったのが不思議な「黒赤鉛筆」
文房具店と言えば、鉛筆は主力商品だったが、最近は鉛筆を使う機会が減り、売上げが良くない。
ところで今まで、ないのが不思議だった「黒赤鉛筆」が平成16年になってやっと登場した。従来から、デスク上でコロコロと転がってしまう断面の丸い「赤青鉛筆」は存在したが、なぜか、黒赤鉛筆は見たことがなかった。
従来、「黒赤鉛筆」ができなかった理由は、基本的に黒芯と色芯の直径の太さの差が問題であったらしい。確かに、普通の鉛筆の黒芯と比較して色鉛筆の色芯は少し太めだ。「赤青鉛筆」鉛筆の場合も、芯の色は異なっても、基本的に連続して1本の芯であるかのように芯の太さが同じであることが前提条件だったのだ。従来、赤青鉛筆しかなかったのは、「芯」の太さを合わせるのが簡単だったからだろう。
今回発売された「黒赤鉛筆」は、よく見るとほんの少し、黒色の芯が一般的な同じ濃さの鉛筆と比較しても太いのだ。逆に赤芯も少し従来に比較して細い感じがする。黒い芯を色芯と同じ太さにするという発想の転換だけが「黒赤鉛筆」を実現させた最大要素のようだ。
今回の商品では、黒と赤の長さ比は従来の赤青鉛筆で採用されていた比率と同じで、黒7に対して赤3の比率が踏襲されている。
確かにたった一本で黒赤が使える「黒赤鉛筆」を使うことで、画期的に便利になった。

エンピツの断面
鉛筆の断面形状に6角形が多いのは、転がらないため、持ちやすいため。握った場合、必ず3点(親指、人差し指、中指)で押さえるので3の倍数である必要があるからです。色鉛筆では、文字を書くだけでなく、絵を描くために使ったり色々な持ち方をして使いますので、指あたりのよい丸軸にしています。また、色鉛筆の芯は、墨芯鉛筆の芯のように焼いていないため、強度的に弱く、芯自体の太さが太いため、軸が六角形であると芯と軸との表面の距離が短いところと長いところとが出て、芯を十分に保護することができないと言われていました。しかし現在は、技術の進歩により、六角形の軸でも芯を十分に保護できるようになっています。
正三角形の鉛筆は、主に幼児に鉛筆の持ち方を指導するために使われる。その形ゆえ、「三角えんぴつ」として販売している。
受験生向けの縁担ぎとして、「合格」に掛けた、断面が正五角形の「五角」鉛筆がある。
鉛筆が6角形なのは、その製造方法にも要因がある。無駄のないよう、板状の鉛筆の元は、切り分けると六角形になるように削られ、1本1本の鉛筆に切り分けられる。次に塗装と印刷が施され、鉛筆としてはほぼ完成する。丸い鉛筆は、六角形のものに比べ無駄になる木材が多いため、あまり製造されていない。
鉛筆の軸は六角形など角張った形状が一般的だが、色鉛筆に限れば角がなく丸い断面のものが多い。色鉛筆の芯は衝撃に弱く折れやすいことから、衝撃を受けた際のエネルギーを均等に分散させやすい形状として丸い断面が選ばれている。

便利鉛筆消しゴム付き鉛筆
これは今でも需要があり少しですが売れています。造りはいたってシンプル、鉛筆の先に金属の輪がはめられ、次に消しゴムがつけられる。輪には内側にギザがあり、これで鉛筆と消しゴムを固定している。意外と便利です。

硬度による使い分け
鉛筆についているH、B、Fといった記号は、芯の濃さと硬さを表すもの。HはHARD(ハード:硬い)、BはBLACK(ブラック:黒い)の略字で、Hの数字が多いほど薄く硬い芯を示し、反対にBのの数字が多いほど濃く軟らかい芯を示します。FはFIRM(ファーム:しっかりした)という意味で、HとHBの中間の濃さと硬さを持った芯のことです。 日本では、9Hから6Bまでの17種類。(9H・8H・7H・6H・5H・4H・3H・2H・H・F・HB・B・2B・3B・4B・5B・6B)
上記の通り日本の鉛筆には硬度が17種類あり、Bは軟らかくて太く、Hは硬くて細いという特徴があるために、書いた筆跡も当然変わってくる。Bだと線が太く黒色が強調され、Hだと細くシャープな線になる。軟らかい芯は大きな筆圧を要することなく字を書ける。そのため、幼児や児童には、2B~Bを用いさせることが多い。
一般の事務・学校の授業など通常の筆記用にはHB・F・Hあたりが多く用いられる。2H~6Hは一般製図用に、7H~9Hは精密製図用に、3B~6Bは絵画用としてデッサンなどに使われる。
また近年の、マークシートを読み取りOCR装置では炭素含有量を多く含む鉛筆が適しています。なぜならOCR装置では赤外線の反射率を識別に用いているため、赤外線を良く吸収する炭素を多く含む筆記具が適しているからです。その為、マークシート記入には鉛筆が適しており、マークシートへの記入筆記具として硬度と共に鉛筆が指定される。硬度はHB以上の柔らかさで書くことを指定されることが多く、マークシート記入用の鉛筆も市販されている。ちなみに、鉛筆は書いていくうちに線が太くなっていくことから、マークシート記入にはシャープペンシルよりも向いている。なお、マークシートが使われている大学入試センター試験では、H, F, HBの黒鉛筆の使用が指定されている。

様々な種類の鉛筆現在はユニークな形状をした物など、様々な工夫を凝らした鉛筆が発明・開発・販売されている。

合格鉛筆
軸の形が五角形の鉛筆。五角形の「五角」と「合格」を掛け合わせてある。合格祈願の神社で売られていることが多く、外面の木材には合格を祈った格言などが刻んであるものも多数ある。

外面に定規が刻まれた鉛筆
これは手元に定規がなくても長さを測ることが可能だ。だが、その鉛筆を使えば使うほど定規としての用を成さなくなってしまうのが欠点。

スコア鉛筆
長さ10cm, 幅5mm程度のプラスチックの軸の先端に長さ1cmほどの芯が埋め込まれている鉛筆。使い捨てであり、削る必要がないため競艇場や競馬場の馬券売り場やゴルフ場などに、マークシートへの記入やスコアの記録のためのサービスとして置いてある。アンケート用紙とともに配布されることも多い。

自作鉛筆
鉛筆の製造時に大量発生してしまうおがくずを再利用した乾いて固まると木になるという性質を持つ不思議な粘土を利用して製作するキット。北星鉛筆という会社が開発した。現在「もくねんさん」という名前で発売されている。粘土を自分の好きな形に形成し、その中に芯となる部分を組み込めば鉛筆が作れるというものである。鉛筆としての利用よりも芸術としても利用できるとし、にわかに注目を浴びている。

ダーマトグラフ
ワックス分を多くした芯を、紙巻きの軸で巻いた鉛筆。「ダーマト」は「皮膚」の意味で、皮膚のほか、金属・ガラスなど、通常の鉛筆では書けない表面にも書ける。軸が紙なのは、芯の熱膨張率が高く、芯が縮んだときに軸が変形しないと抜け落ちてしまうためである。

ロケット鉛筆
プラスチックで芯を保持した小さな鉛筆状のパーツが、円筒状のケースに複数収納されたもの。ケースの先から芯の部分が突出しており、ケースを保持して筆記する。芯が丸くなってきたらそのパーツを先端から引き抜き、ケースの一番後ろへ突き刺すことで中のパーツが順次押し出され、新しい芯が出てくる仕組みになっている。ただし、その構造上1つでもパーツを紛失すると使用できなくなる。複数の色の芯がワンセットになったものも存在する。

小学生の頃、はじめて持った筆記具といえば鉛筆だったはずです。それが、しだいにシャープペンやボールペンなどに変わり、大人になるにつれてすっかり鉛筆から遠ざかっている方は結構多いのでは・・・
実は、私もそうでした。なんで、鉛筆を使わなくなってしまったのか、はっきりした理由は見当たりません。小学生の卒業と同時に使わなくなってしまった。なんとなく、鉛筆は子供の筆記具という先入観があったのかもしれません。と言うより、より魅力的な筆記具があったからかも知れません。
でも、大人になった今でも、必ず鉛筆があります。大人の所有欲を満足させるに十分な本格派の鉛筆&キャップです。まさに大人のわれわれにぴったりとくる、まるで万年筆のような本格的な鉛筆キャップです。シャツのポケットにさしてみると、キャップだけが奥ゆかしく顔をのぞかせる。はたから見ると鉛筆が入っているとは思えないだろう。大人のわれわれには必須のクリップもしっかりとついている。クリップさえあればボールペンやシャープペン感覚でどこにでも連れて行ける。メイン筆記具として胸ポケットにこの鉛筆をさして、会議や商談など仕事にガンガン使う。そうすると当然、芯がだんだんと丸くなる。丸くなった鉛筆というものは、それはそれで独特のやわらかな線が書けて悪くないが、やはり、いずれは削らなくてはならない。それが鉛筆の宿命だ。そんなときに大型の鉛筆削りを持ち歩くわけにはいかないが、さすが、鉛筆の老舗メーカーファーバーカステル社はその辺は心得ていて、このキャップには、なんと鉛筆削りが内蔵されている。

鉛筆は時代の流れとともに次第に影が薄くなってきています。これから鉛筆は一体どうなってしまうのでしょうか。ここで、もう一度鉛筆の良さを見直してみませんか。鉛筆最大の利点は壊れて書けなくなる心配がないことです。芯が丸くなったら削って丁寧に使えば結構長持ちします。また、鉛筆なら多少筆圧の強い人が使ってもまず折れる心配はないでしょう。芯が折れないことはキレイな字を書くことにもつながります。さらに持ち方によって色んな太さの線を書けることも鉛筆の魅力です。昔の文房具にもそれなりの良さがあります。小学校などの教育機関で鉛筆を使うことはとても良いことだと思います。今後も私たち大人が鉛筆の良さを再認識し、それを子供たちに伝えていくことが鉛筆離れを防ぐことになります。

そーいえば、100円ショップで買った鉛筆を使ったときなんて、最初から芯が折れていたり、削るそばから折れていったりで使いモノにならなかった1ダース100円と、1本140円との間の厳然たる「質」の差を感じます。

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