2008年4月20日日曜日

シャープペンシル

最近、鉛筆に替わってすっかり定番と化したシャープペンシル。
シャープペンシルは現代人にとって必要不可欠なものとなった。
100円 シャープペンシルが発売された時は非常に感激した。シャープペンシルが世に出てきた時は学生にとっては高価な物だったので、大事に使った。それが、100円まで価格が下がったのだから、ためらう事なく使う事が可能となった。例えば、予備のシャープペンシルとして筆箱の中に入れていたり、又あちらこちらと必要な所にも気軽に置いておく事もできたし、赤軸には赤の芯を、その他の軸色はその日の気分で使い分けたりと自由に使える時代となった。

シャープペンシルとは和製英語であり実用品としてのシャープペンシルを世にだしたのは日本人なのである。
名前の由来は現在の電機メーカー、シャープが開発した商品名による。一般には「シャープペン」「シャーペン」または単に「シャープ」等と呼ばれる。なお、「シャープペンシル」で通用するのは日本と韓国のみであって、英語圏では一般に「メカニカルペンシル 」または「プロペリングペンシル」と言う。

シャープペンシルの歴史
1822年にイギリス国内で発明され、1837年または1838年に「Eversharp Pencil」名でアメリカで商標申請が出されている。日本にも伝来し、「繰出鉛筆」と呼ばれた。

1915年、早川金属工業の創業者である早川徳次は、本業の傍ら金属製繰出鉛筆を開発、「早川式繰出鉛筆」として特許を取得。
早川徳次によって発明される以前に、その原型となったものがイギリスで作られた、またアメリカでは「エバーシャープ」という商品名で発売されていた。日本へは明治初期の1877年に輸入されるようになり、繰出鉛筆と呼ばれていた。この繰出鉛筆はセルロイド製であり、非常に壊れやすく実用的ではなかった。現代の原型となる実用的な筆記用具には至らなかった。

徳次は持ち前の器用さによってこの小さい筆記具の中に精巧な仕掛けを施し、材料にもニッケルや真鍮など、充分見栄えのするものを使い、外側には螺旋状の溝を飾りとして彫ったのです。これにより、徳次も大満足の、「大人が使えるしゃれた筆記具」ができたのです。1915年、彼は期待を込めて『早川式繰出鉛筆』と名づけ、勇んで売り込みに奔走することになりました。ちなみに初期に作られたものは、芯の太さは1.15mm。数件の特許が申請されたそうです。

しかし、いつの時代も全く新しい物には抵抗を示されるもので、最初は非常に不評で、全く売れませんでした。まだ大正初期の頃。和服の人も多く、舶来風のものにはまだまだ馴染めなかったのかもしれません。しかし、落胆する徳次の元に、突如大量の注文が入るようになりました。なんと、アメリカやヨーロッパなど、海外からの注文だったのです。国内より先に海外で認められてしまったのです。

こうなれば国内の業者もほっとかない。あっという間に国内外で大ヒットの商品になってしまいました。当時は「エバーレディーシャープペンシル」と呼ばれ、後に「シャープペンシル」と改称された。

後に1926年には、外国でも特許を取ることに成功しました。

大ヒット後も徳次は改良を続けました。シャープペンのおしりにケシゴムを付けたのも徳次が最初でした。そして現在、回転式だった芯出しはノック式となり、様々な種類のシャープペンが世に出ています。

1960年、大日本文具(現在のぺんてる)がハイポリマー芯を開発。これにより、現在使われている0.5mm芯が完成。これを中核とした芯のバリエーションも増え、濃く滑らかに書け、強度があって折れにくいという理想の芯となった。
この頃各社がノック式の機構を開発したことから一気に広まり、1980年にゼブラが1本100円の製品を発売するなど低価格化も進んだ。

構造
一般的なシャープペンシルには最上部に替え芯補充口の蓋を兼ねた押す部分(ノックボタン)がある。これを押すことにより、下側先端より芯が1mm弱程度繰り出される。この蓋をとると、消しゴム、さらに芯を入れるパイプがあることがわかる。この消しゴムは芯を入れるパイプの栓の役目も兼ねている。ただし現在では、持った時に人差し指に当たる部分にボタンがついている、サイドノック式と呼ばれる物や、振ることで芯が出せるタイプなどもある。
下側には芯を一定量出す為のチャックリングと芯を固定する為の金属、若しくは樹脂で構成されたチャックがある。口金内部にはチャック開放時に芯を止めるためのゴムが付いているものが多い。


シャープペンの芯は鉛筆と同じように硬さの種類を表す記号がJIS(日本工業規格)で定められており、6B、5B、4B、3B、2B、B、HB、F、H、2H、3H、4H、5H、6H、7H、8H、9Hに準拠するものでがあるが、これにさらに芯の直径を選ぶことができる。直径はそのシャープペンシル本体にあったものを使用しなければならない。芯の直径は0.2mm、0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm等があるが、日本では0.5mmのものが最も多く使われており、芯の種類が最も多い。製図の場合、0.3mmと0.5mmのほかに0.7mm、0.9mmなども使用することがある。材料を成型して焼く焼成芯と、材料を油成分などで固める非焼成芯がある。

ポリマー芯
ポリマー芯(ハイポリマー芯)は焼成芯の一種で、結合剤として粘土の替わりにプラスチックのような高分子有機化合物(ポリマー)を使用し、黒鉛とよく練り合わせて約1000℃程で焼き、油に浸して作った芯。焼成中に有機物の結合剤が分解して炭化するため、焼き上がった芯全体が炭素の塊となる。なめらかで強度が高く色が濃いという特徴を持つ。この強度の向上により細い芯を作ることが出来るようになり、現在最も細いもので0.2mmのものまで実用化されている。

色芯
色鉛筆のように、色の着いた芯も存在する。顔料をワックスなどの油成分で固めた非焼成芯と、鉱物を焼き固めて作った白い芯にインクをしみこませて作る焼成芯の二種類がある。

シャープペンシルの種類
製図用シャープペンシル
製図用シャープペンシルとは、線を主に引く製図の技能作業に特化したシャープペンシルである。製図は細かな作図作業が多いため、軸が強い物や壊れにくい物が多く、品質も良い。スリーブ(ペンの先端部の金属)が長いのが特長。これにより並行定規などに当てやすいため、快適に正確な線を書くことができる。主に太い線は0.7mm、細い線は0.3mm、寸法線などの文字を書く時は0.5mmが使われる。この他、鉛筆の芯と同じ太さ2.0mmの芯を使う物もある。これは主に芯ホルダーと呼ばれこの場合、鉛筆で描くときと同様、先端を芯ホルダー用の削り機で削る。

振り子式シャープペンシル
振るだけで芯が出てくる機能のついたシャープペンシル。内部に重量のある金属パイプが仕込まれており、ペンを振ることによってこれを上下させ金属パイプの反動で繰り出し機構を作動させる。金属パイプの分、重く握りが太目のものが多い。芯を出すのに持ち替える必要がない為、安定したリズムでの筆記が可能。一般のものと比較して価格に大差がないため日本国内では広く普及している。内部の金属パイプは、金属の板を巻いた形状の物や、はりがねをネジ状に巻いたものなどが多い。比較的高価であったが、最近は普及したことにより低価格で購入できる。

人間工学に基づいたシャープペンシル
人間工学に基づき開発されたシャープペンシルのこと。疲れにくく作られている。太軸で、若干グリップがやわらかい。 値段が高いのが欠点であった。

書きながら芯が出るシャープペン
書きながら芯が出るためノンストップで筆記ができ、使うときにも ノックする必要がないため一部の人に人気がある。

芯が回転するシャープペンシル
仕組みとしては、芯が紙にあたるたびにシャープメカについたギアが回転し、芯を均等に減らす仕組み。 片減りなどを無くす事が目的である。

学校での利用
シャープペンシルは1970年代後半から学校でも使用されるようになった。当初は鉛筆の方が、脳に刺激を与える割合が、シャープペンシルより大きいから漢字などを覚えやすい。又、落ちた芯によって教室が汚れる、筆圧が弱くなる、高価な筆記具でもあり紛失・盗難等のトラブルが発生する、分解が可能なため、遊び道具となって授業に集中できなくなる。などといった理由から、小学校では禁止されることが多かった。
しかし当時の児童にとって、新しい文具は好奇心の対象であり、また芯を削る必要がないシャープペンシルは便利かつ魅力的な文具であった為、合理的な説明もなく便利な筆記用具が禁止されたことに対し大きな反発があった。しかし、その後、安価なシャープペンシル等も多く発売されたことから、中学校以降の使用は徐々に解禁されていった。
ただ、現在でも小学校ではしっかりとした筆圧で字を書くためには、シャープペンシルがふさわしくないと言う理由でシャープペンシルを禁止する学校も多い。
受験現場などでは、現在も構造上(カンニングメモを隠せるなど)の問題がある為、使用が禁止される場合が多い。また、マークシートを読み取る機械が正常に読み取れないことがあり、大学入試センター試験などでも禁止されている。
(ウィキペディアより引用)

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