現代においてパソコン全盛の時代、三角スケールの需要は有るのだろうか。当店では三角スケールは死語に等しい。在庫は有るが殆ど売れない。しかし現前として販売されているのを見ると需要は有るのだろう。それがNETや専門店等で販売されているのだろう。
昔、設計図面を手書きしていた頃、建築設計事務所には三角スケールは必須の道具であった。素材は以前は竹製であったが、最近はプラスティック製のものも増え、それとともに黒や赤などのカラフルなものも出回るようになった。
建築業界もデジタル化されつつあるとはいえ未だに紙と鉛筆の世界からは縁が切れない。その象徴とも言うべきグッズである。
使用目的
三角スケールは、主に製図の際に用いられる物差しのことで縮尺定規の一種。断面形状が三角形をしていることからこう呼ばれる。名前の似ている三角定規とは別の道具であり、三つの面の両側に計6種類の縮尺の異なる目盛りが刻まれている。必要な縮尺に合わせて使用面を選び、寸法を測って図面を描いたり、描かれた図面から寸法を読み取るための道具である。
建築や土木の設計図面は縮尺した図面になる。そんな図面を描いたり読む時に便利なのだ。
今日最も普及しているのは、本体が木製(竹製)で表面に白(まれに黒)のラッカー塗装がなされたものであるが、木製素地のままのものやプラスチック製もある。使用面を認識しやすいように各面の中央部分に溝を切り、赤・青・黒(または緑)の三色の塗装がなされているものが一般的である。目盛りの縮尺はメートル単位で、1/100、1/200、1/300、1/400、1/500、1/600が一般的であるが、1/2500の地図から距離を読むために1/250が刻まれたものや、日本建築の設計・施工に用いるために尺寸相当目盛りが刻まれた製品も存在する。また縮小コピーのかかった図面を図るために70%、86%という目盛りに縮小がかかったFCスケールというものも存在する。さらにメートル法だけではなくフィートで刻まれたものもありました。
製品として広く流通しているのは、30cmまで目盛りが刻まれたものであるが、小ぶりな15cmの製品もよく使われる。俗語で「サンスケ」、15cmのものは「コサンスケ」などと略称されるらしい。
製図道具としての三角スケールはあくまでも寸法をとるための道具であり、寸法を刻んだ塗装面が摩耗することを防ぐために、線を描く作業自体はあくまでもT定規や平行定規、三角定規などを使用するのが正しい。CADによる製図が一般的になった今日でも、図面を読むためには欠かすことのできない道具である。
シート型の三角スケール シートサンスケ
通常、三角スケールというと、竹製の芯の三角柱で、かさばってしまうので、持ち運びにはちょっと不便でした。でも、現場で図面から寸法を読み取るためには、不可欠なアイテム。もっと持ち運びに便利な物はないかな、と思っていた方も多いと思います。シートにしてしまったことで、携帯性が大変良くなりました。
通常の三角スケールと並べると、体積の小ささは一目瞭然です。平たくたためるので、図面の間に挟んで行ったりと、収納場所に困りません。気軽に持って行けます。
いくらかさばらないとは言っても、寸法が読み取れないのでは役に立ちません。今までの三スケと同じように使えるよう、ちゃんと6種類の縮尺が印刷されています。
これなら、図面の間に挟んで、しおりの代わりにしておくこともでき、一石二鳥です。ポケット型の方は、手帳や野帳に挟んでおける大きさですので、常に持ち歩いても、邪魔になりません。
材質は白色のペット樹脂を使用しているので丈夫です。また、適度な柔軟性があるので、ある程度平らでないところに広げた図面からでも寸法を読み取れます。目盛りがかすれて消えてしまうことが心配になるでしょうが、印刷面は保護されているので、目盛りが磨耗しにくくなっています。
製図用品は、その性質上、あまり変化を望まれないことが多いのですが、これに関しては皆さん大歓迎ではないでしょうか。今までの三スケに比べてかさばらず、持ち運びがとても楽です。いつでも気軽に携帯できるので、「あ、邪魔だと思って持ってこなかった!」ということもなくなります。また、価格が手ごろなのも良いところです。
職業別に電気、化学用三角スケール、土木用三角スケール、建築士用三角スケールと、よく使用する縮尺によって分かれています。
CAD全盛の世の中でもまだまだ手放せない製図道具の一つです。
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